桜が全国で開花中で、桜前線北上してます。
私なんかはそれだけでウキウキしちゃいますが、
今年の桜の開花は東京が全国的に一番で、満開も4月2日と早かったです。
ここでひとつ疑問に思うのは、大阪以西の西日本の方が冬は暖かいのに、どうして東京の方が早いのだろうということです。
なんでだろう?
そこで今回は桜の開花の条件なるものを調べてみました。
桜も熊みたいに冬眠するらしい
毎年桜は夏に翌年に咲く花芽をつけるのですが、秋から冬にかけて寒くなっていくとその花芽、眠っちゃうそうなんです。
まるで熊の冬眠みたいですね。
その状態、名付けて休眠。
そしてこの休眠中にしっかりとした寒さを味わなければ、
たとえ春になって暖かくなってきてもパチっと目覚めないのが桜なんですねえ。
だから、この休眠中にしっかりと気温が下がる事、これが桜開花の条件その一なのですよ。
「休眠打破」これがないと桜は咲かないのです。
大坂以西の西日本は今年は特に温暖でしたので、この条件にうまく合致しなかった中、
東京はそこそこ寒くてしっかり桜の芽が寒さを味わったんですね。
桜は立春からの積算温度でだいたい開花時期がわかる
立春といえば例年2月4日ごろ。
節分の次の日ですから、イメージ的にはまだまだ寒さが残っているというか、
寒さ真っ盛りの頃。
でも
まさに立春はその名の通り春の始まり、スタート地点。
桜は立春からの最高気温の積算温度が540度くらいになると開花するというデータが有るのです。
この積算温度がいち早く540度に達したのが東京だったんですねえ。
つまり2月以降の温度上昇が桜の開花の決め手、条件その2なのですが、
東京は暖かくなり始めるとヒートアイランド現象と言われる環境下にあって
最高気温の積算が全国に先駆けてどんどん溜まっていく、そんな気象環境にあるんですね。
西日本の暖冬傾向、関東地方の2月以降の気温上昇が決め手だった
日本全国が一律に冬寒く、立春以降順当に最高気温が上昇していけば、
おそらく四国の高知とか九州の桜がいち早く開花していたはず。
でも今年は西日本暖かかったんですね。
なので休眠打破がぼやけてしまった。
そんな中、立春前にしっかりと気温の低い環境で耐えながら
2月になったら一気に暖かくなった東京が全国で一番早く桜が開花した。
そういうことだったんですね^^
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